このブログは、モノづくりの会社員として働く京都市在住の男が「脱サラ」して「就農」することを目指し、奮闘している内容を取り上げたブログです。

親戚に農家がいるわけでもなく、これまで農業に縁のなかったアラフォーメンズの「ノンフィクション」を現在進行形で書き下ろしています。
- わたしと同じく農家を目指している方
- 農業に限らず何かに挑戦している方
- これから挑戦しようとしている方
- 農業に興味のある方
- 人生にモヤモヤしている方
上記のような方に向けて、「励み」や「学び」となるような内容を提供中ですので、お付き合いください。
- このブログで公開している内容
- ・脱サラして就農するまでの過程
・農業での学びやノウハウ
・感じたこと
・やらかしたことや課題
・自身の考えや思いの変化

具体的には、自身の「経験」や「学んだノウハウ」を、読者へ“共有財産”として記していくつもりです。
わたしの「学び」の中から使える部分を切り取って利用していただいてもOKですし、「エンタメ」的にご鑑賞いただいても結構です。
1人の男が”脱サラ”し、農業を通じて「世の中」について“学んでいく過程”をおたのしみください。
こんにちは!サイト運営者の「こるきち」と申します。
わたし自身は、すでに2025年12月末をもって、15年勤めた会社を「退職」することが決定している会社員です。
もともと「いずれ農業に挑戦してみたい」と思い、縁のあった農家さんのもとで、本業の休日中に農業体験をさせていただいていました。
そんな最中に勤め先から発表されたのが、「事業終息」と「リストラ(早期退職者募集)」。
そして農業を本業にする決断に至りました。
ただし、わたし自身は農業に縁のなかった人間のため、農地が手に入る環境でもなければ、情報やリソースが集まってくる環境でもありません。
また、これまでの職歴はずっとサラリーをいただく仕事で、副業経験はあるものの個人事業を本業としたことはありません。

農業参入へのハードルの高さを感じている真っ只中です。
もともと臆病で、慎重な性格ではあったため、思い切った行動ができるタイプではありませんでした。
それでも行動を起こしているのは、”挑戦していない自分”がつまらなく見えるようになったからかもしれません。
「脱サラ農家」と聞くと、「田舎暮らし」や「スローライフ」といった農業を”ライフスタイル”として捉えた人が訴えていると思われるかもしれませんが、わたしの場合はそうではありません。
しっかり自立し、商売できるようになることを前提に活動をしたいと考えています。

経営視点での話なども、本ブログでは取り上げていくつもりです。
くどいようですが、わたしの周囲には「農家」はいません。
そんな状況から、
- どのように農業を学び
- どのように農業に携わり
- どうやって農家になるのか
- 人としてどう成長していくのか
を細かく記録して発信している人は多くないでしょう。(少なくとも、わたしの知る限りは見当たりません)

「物語」として見ても面白い、「参考書」として見ても役立つ、そんなブログを目指しています。
各トピックの詳細はそれぞれの記事でまとめているため、ページでは以下をカンタンにまとめています。
- 農業に興味を持ったキッカケ
- これまでのアクション
- このブログの目的
- 現在の思い
ご高覧ください。
農業に興味を持ったキッカケは”自身の無知”

農業に興味を持ったのは、
- 普段に口にしているモノの多くが農産物であること
- 政治でも議題に取り上げられることも多いこと
- 経済発展する前は皆「農家」であったこと
にも関わらず、「農」に対して“無知”である現実に危機感を覚えたのが最初のキッカケです。
これまでのわたしは、
- 世の中のモノがインフレしているのに、農作物の「値段」が上がっていないこと
- まるで弱者を扱うかのように農家に「補助金」を投入し続けている状況
- 農家がどんどん減っていること
などに対して「なぜ?」とは思ったことはあるものの、大して調べようともしていませんでした。

しかし、もともと興味のあった「金融」「経済」を学んでいく過程で、世の中の仕組みや成り立ち、ひいては農業についても興味を持つようになっていきました。
農作物の値段が上がらないのは、農作物が人間にとって生命を維持するうえでもっとも大切なモノであること。資本主義がおもむくままに値上がりしたら、餓死する人が出てくるであろう想定。
大量の「補助金」を与えている実情も、農家が儲からなくても値上がりしない仕組みを支えるためのモノ。
もともとはみんな農家をやっていたが、経済発展(効率化や合理化が進み、大量生産可を可能に)したことで様々な職業が生まれたこと。(農家が減る=経済成長を意味します。)

ロジックを辿れば、農業がいかに「微妙なバランス」の上で成り立っているのモノなのかがわかりました。
それからは、自身の“無知”を悔い改め、日本の農業事情について少しずつ学ぶようにしています。
以下は農業と政治経済の関係性や仕組みについてまとめた記事です。(ご興味があればどうぞ↓↓)
以下は上記の仕組みを踏まえて、わたしが考えていることです。(働き方に悩んでいる方はご覧ください↓↓)
これまでに取ったアクション
わたしがこれまでに取ったアクションは、大まかに分類すると「家庭菜園」と「農業体験」です。
読書やYouTubeでのノウハウ習得もいたしましたが、基本的には体当たり戦法で、触接「相談」に伺ったり「体験」することに重きを置いています。
ベランダでの家庭菜園(プランター栽培)

最初に実践したのは、ベランダでの「家庭菜園」です。
九条ネギに始まり、じゃがいも、ミニトマトなどに手を染めていくわけですが、もともとモノづくりの仕事をしていたこともあって、栽培の奥深さにどんどんハマっていきました。
栽培ノウハウを収集するために主に利用したツールはYouTube。
- 主に拝見したYouTubeチャンネル
- 「カーメン君」ガーデンチャンネル
たわらファーム
ノウカノタネ
ひろちゃん農園

いずれも、素人のわたしに対してでも理解しやすいよう、かみ砕いた内容で非常に助かりました。(便利な時代ですね)
- これまでに挑戦した品目
- ・九条ネギ
・じゃがいも
・ミニトマト
・小松菜
・中かぶ
以下はわたしが実践した家庭菜園内容です。(ご興味があればどうぞ↓↓)
農家さんのもとでの農業体験(アルバイトまたは研修)

次のアクションは、農業相談所を通じて知り合った農家さんのもとで「農業体験」をさせていただいたことです。
京都の「ジョブカフェ」というところで知り合った2ヶ所の農家さんでは、それぞれ”アルバイト”として働かせていただいたり、無賃ではあるものの”研修生”として受け入れていただいたりしました。

いずれも農業体験をさせていただく中で、普段の会話から哲学的な内容も学ばせていただいています。
以下は農業体験に至るまでの行動をまとめた記事です。(京都で農業を考えている方はご覧ください↓↓)
現在はもう少し視野を広げるべく、滋賀県の農業相談所にも伺い、研修先(農家さん)をご紹介いただきました。
土地が変われば、やり方やインフラも変わるため、ご紹介いただいた農家さんからも様々な情報やアドバイスをいただきながら日々を過ごしています。
以下は滋賀県での農業相談に伺ったときの記録です。(滋賀県で農業を考えている方はご覧ください↓↓)
このブログの目的

このブログの目的は、冒頭でも触れたように挑戦している人の「励み」になることもありますが、他にも以下の目的があります。
- 知識ノウハウ定着のためのアウトプット
- 自身の身分証明(名刺)
- 影響力の構築
知識ノウハウ定着のためのアウトプット
人間インプットをしても1日経てば70%を忘れてしまうため、対策しないといけません。
その方法として有効なのが「アウトプット」です。
学ぶ度に誰かに話すこともできないため、文字に起こしていつでも見返せるようにいたしました。

もちろん執筆中にも記憶への定着が進むため、物忘れの激しいわたし(むしろ初老?w)にとっては習慣化する価値のある方法です。
自身の身分証明(名刺)
実際に農作物を販売するとなると、どこの誰かもわからない人間とは取引しませんよね。
そういった意味で、ブログを「身分証明」として活用したいと考えています。
知り合った方に対して「名刺」代わりに「QRコード」でも差し出しておけば、その場で会話をする時間を取れなかったとしても、興味があればブログを見ていただける可能性も残ります。

せめてプラットフォーム上くらいには、自身が何を考えて、どんな活動をしているのかくらいは示しておく必要があると考え、執筆に至りました。
影響力の構築
何者でもない人間が、人から相手にしてもらおうと思うのなら、「影響力」は必須でしょう。
だから発信することにしました。
資本主義の世の中において、”巨大資本を持っているからこそ”「メディアに取り上げられる」「世の中に対する影響力がある」という事実は存在します。(持たざる人間は一生持てないのが、この世の常でしょう)
ただし、それを嘆いていても何も始まりません。
影響力を持っている人というのは、信用をコツコツと積み上げられてきたからこそ、今があると思います。

何者でもない人間でも、その成長過程を発信すれば、「信用」ひいては「影響力」の構築に寄与します。積み上がるモノが欲しいと考えました。
現在の思い

実際に農業に触れてみて感じたことは、想像以上に「村社会」であり、新規参入者には”逆風環境”であること。
持っている者のもとに資金もリソースも集まり、持たざる者にはチャンスが与えられることはないという事実です。
わたしのような新参者には、「農地」はおろか、「情報」が集まってくることもありません。

周囲に農業関係者がいない状況で就農を目指すことが、如何に難しいかを身をもって体感しています。
もちろん不安を感じることや、考えがブレることもあります。
特にわたしの場合は、すでに「早期退職」することが決まっており、帰る場所はありません。
妻もいるため、家計に対しての責任もあります。

「修得には時間のかかることだ」と思う一方で、来年から収入が無くなる状況に「焦り」を感じる自分もいます。
また、農業が本当に自分のやりたいことなのかもわかりません。
3年後には「やっぱり違った」と言っていることも十分あり得るでしょう。
しかしそれでも「挑戦する価値」はあると思っています。

本文でも述べたとおり、農業は政治でも取り上げられることが非常に多い「国の基幹産業」だからです。
農業に従事していれば、「法律」や「環境問題」、「社会保障」に始まり、「科学」や「経営学」、「機械への知識」など、さまざまなことに触れるでしょう。

農業は世の中を”俯瞰的”に学ぶのに、うってつけの仕事ではないか?と考えるようになっています。
ビジネスは(プロになるために)何かに特化する必要がありますが、何かに特化するにしても幅広い網羅的な「知識」や「経験」が必要になります。
幅広い知識や経験がないと、「俯瞰的」に物事を見ることができず、判断材料がなくなるからです。
そして「人生」という観点で見ても、さまざまな経験や知識を持っている人のほうが圧倒的に魅力的に見えるでしょう。

経験豊富で知的、そんな魅力的な人間になりたい(なれるかな)と考え、現在の活動に至っています。
上手くいったことだけを発信するつもりはございません。
“失敗”や”挫折”も含めた自身の「学び」を共有したいと考えています。
このブログを通じて、何か新しい発見があったり、行動に移すキッカケになったり、思いを共感できる場にできたりすれば執筆冥利に尽きます。

何か「感じたこと」や「質問・疑問」「アドバイス」などがございましたら、お気軽にご連絡ください。
人生を楽しむための「エッセンス」が、このブログのどこかにあるかもしれません。
おたのしみください。
