先日、とあるニュース番組で「冷凍食品食べ放題イベント」が開催されている様子が報道されていました。
会場は多くのお客さんで賑わっており、イベントとしては「成功」しているように感じました。
しかし、その一方で「世の中の利権的仕組み」や「人間の感覚を狂わす」といった脅威も感じたため、記録として残しておきます。
ご高覧ください。
「冷凍食品食べ放題イベント」の概要
ぼんやり見ていたためハッキリとは覚えていませんが、冷凍食品の食べ放題イベントは以下のような形で開催されていました。
- 入場料1,800円
- 制限時間は2時間
- 会場にはレンジが複数台設置
- 某大手メーカーの冷凍食品が多数陳列
- 入場者は任意の食品をセルフでレンチンして召す
シューマイや揚げ物、スパゲティ、焼きおにぎりなど、ありとあらゆる冷凍食品が揃えられており、冷凍食品マニアにはたまらなかったのではないでしょうか。

インタビューを見る限り、男性が多く、「2,500円分食べました!」などと楽しそうにされている方も目立っていました。
報道を見て感じたこと
もちろん楽しそうにされていることが印象に残っていますが、少し「気を付けておかなければ」と感じたこともあります。
人間は「元を取ること」に集中してしまう生き物
前述したとおり、インタビューを受けていた男性の一人は「2,500円分食べたので『元』」は取りました↑↑」と答えられていました。
この男性を否定するつもりはありませんが、正直わたし自身は「2,500円分も添加を身体にいれちゃったのか…」と感じました。
入場料1,800円と言うと、普通にディナーが楽しめる価格帯です。
外食でなく「自炊」であれば、普通に5~6食分を用意することもできるでしょう。

元を取ることに夢中になり過ぎていて、1,800円という価格帯の価値が麻痺させられているように感じました。
本来、冷凍食品は時短するための「苦肉の策」であって、爆食いするような食べ物ではないでしょう。
おびただしい種類の添加物(着色料、保存料、増粘剤、乳化剤など)が使われており、食べれば食べるほど身体に悪影響を出してしまう恐れも高まります。
価値観は人それぞれなので何とも言い難いのですが、身体を壊してしまう可能性が高いモノに2,500円分も突っ込んでドヤ顔で満足している姿に、何とも言えない感覚を抱きました。

「数字」というのは誰が見ても指標として明確になる便利なツールである一方で、示されることによって視野を狭めてしまう危うさも同居することも覚えておきたいものですね。
TV番組は「スポンサー第一主義」であることを再認識
TV番組というのは、お金を出してくれる「スポンサー」がいて成り立つコンテンツです。
この番組からは、その仕組みがモロに感じられました。

この番組内で取り上げられていた多くの商品は、スポンサー企業のモノだったからです。
賑わっていたとは言え、客数自体は数十人だったため、番組で取り上げられるほどのモノだったのかも疑問が残っています。
企業はTV局に番組制作費を支払い、TV局は見返りとしてスポンサーのCMを流す。
まっとうな仕組みだと感じる一方で、この仕組みしか取れない状態が今の日本を象徴しているようにも感じました。

「資本主義」が露骨にあらわれていましたね。
TV自体が悪とは思いませんが、間違った常識や過剰な恐怖感や高揚感を植え付けてきたモノでもあるため、一歩引いた目線で見ることが重要であると感じました。
SNSなどが普及した時代においては、より情報の仕入れ方が多様化しつつあります。

情報を仕入れる際は「背景」も見ながら取捨選択できるといいですね。
【まとめ】 「軸」を持つことが重要
わたし自身は、食べ物の良し悪しを語る資格も、冷凍食品の賛否を問う資格もございません。
今回お伝えしたかったのは、世の中には判断を狂わせる無数の「仕組み」や「施策」が施されてるということ。
オウンドメディアと呼ばれるTV、最近はTV以上に広告料が流入しているSNSもしかり、「数字」を使ったマジックは様々な形で仕掛けられてくるでしょう。

だからこそ大事になってくるのは「軸」だと思います。
- 何を大事にしてきたのか
- 何を基準に判断しているのか
- そもそも自分はどうなりたいのか
こういったことを振り返れば振り返るほど、「軸」は精錬され、人間としての「深み」も醸成されていくと思います。
世の中の「仕組み」を知り、「背景」を考える。
そして「軸」を作って行動する。
こういった意識ができれば、感覚を麻痺させされることもないでしょう。
わたし自身もそういった生き方をしたいと考えていますし、この記事が何かの「気付き」や行動を振り返るきっかけになれば幸いです。
ちなみに、以下の書籍は「添加物」のもたらす「恐怖」を如実に描かれています。

「忙しいから」とレトルトやインスタント食品ばかり食べている人はもちろん、安い調味料を使っている方にも見ていただきたい書籍です。

「生き方」の概要
総合化学商社で「添加物」の販売を行い、その豊富な知見や販売力から食品添加物業界の「神様」もしくは「悪魔」と言われていた安部司氏の著書です。
「添加物のおかげで、安くて便利な食品を大衆に提供できている。自分は日本の食文化の発展に貢献している」と本気で自負していた彼はある日、自分の娘(3歳)が食卓に置いてあるミートボールを口にしようとした瞬間に凍り付きました。
それは自身が開発した「クズ肉を添加物で再生させたミートボール」だったからです。
自分の大切な家族には食べさせたくないものを人に勧めていた事実に直面した彼は、この日一睡もできず、翌日には会社に辞表を提出しました。
以降は、食品添加物の「正しい知識」を世に伝えるべく啓蒙活動をされています。
「価格が安価な調味料は、なぜ安いのか?」
「便利さと引き換えに奪われているモノは何なのか?」
「そもそも添加物とは何なのか?」
添加物のプロフェッショナルが業界を去ってまで伝えたかった「食の真実」が綴られている現代の黙示録です。